過去を振り返りながら、時代考証を交えて徒然に触れてみようと思っています。

自分が外資メーカーに就職したのは35年前で、其れまでは外資の直接販売はなく、原末とか半製品の状態で国内メーカーに供給し間接的に参画するのが殆どで、外資が直接自社販売する事は出来なかった。就職したのは医薬品外資が直接参画できるタイミングだったからである。営業部門を希望し、自販体制は構築されてないから万事零からのスタートは当然で、医療機関の一部では外資を理由に【非国民とか国賊とか】言われる事もあり、数年間は辛い想いの連続でした。

外資が直接的に参画できなかった背景には色々な見方が有ろうが、その一つに【非関税障壁】と言われる様に、国内メーカーの保護政策と連動し、地球規模で画期的な新薬であれ、海外からの導入には多くの【見え難い関所】が在ったのです。昨今でも海外ではOKだが、色々な理由が付けられて国内ではNOとかで、外国まで多額の費用を掛けて治療に行ったり、当該患者さんから国内導入に強い要望が有るのと似ています。

【ちょんまげを結ってた鎖国時代】に、ペリーが蒸気船の黒船四隻で開国を迫った折、日本国の狼狽振りを見事に言い当てた風刺に【上喜撰たった四杯(盃)で夜も眠れず】とあり、当時の日本国(幕府)の実態を上等なお茶と語呂合わせして見事に表していますが、国民性として【外に目を向けない島意識】なんですね。

国際的に薬業界も環境が大きく変わり、新薬開発には膨大な費用や頭脳が必要な為10年前位から世界的規模で再編成が進んできました。内資の多くは生き残りを掛けて海外メーカーとの提携や海外での販路を構築するのに必死です。比較的簡単に認可が得られる後発品の製造や販売は、開発費は元より其れ以外の分野でも企業としての費用負担が少ないのですから羨ましい限りです。

自分の辛い過去が影響し被害妄想的になるのか?、年を重ねて視野狭窄的になるのか?は解りませんが、他のご意見やご批判を百も承知で言うなら、日本経済の必要性からとは言え、ゼネリック普及政策はある種の保護政策の一環であるとの側面は否めない、と思っています。しかし必要な時代なのですから確り貢献して頂きたいと思います。

次回の内容は医療保険制度に致しましょうかねぇー。


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外資製薬メーカーを退職して年金生活。農学系学部で生命科学を専攻した。学生時代から続けてきた山岳に時間を割き、国内外の山を歩いてる。


標高4700m位でヌプチェ(7855m)を背にしてる自分です(ネパール)

診療報酬改定で、4月から調剤薬局で処方する後発薬の使用量を増やせば調剤報酬を多く加算できるように制度が改められる。
又、医師が患者に後発薬を使うかどうかを聞く事なども努力義務に加えられる。

制度の違いは有るが国内の後発薬のシェアーは2009年9月時点で約20%で、欧米の50~70%と比較すると、普及は遅れていると見るのが妥当であろう。新聞報道によるとメーカーの後発薬への参入が急速に進行しつつある。特定の薬剤では最終成分は一緒でも製造過程の違いや他の理由から幾分薬効に差が有るのも事実だが、プラセボでも見られる効果を考慮すれば、むきになる問題でも無さそうである。

更には同じ薬効の場合患者の希望は70~80%が後発薬を希望するとの報告もあり、将来の財政的課題も考えれば後発薬の普及に向けての制度変更は止むを得ないと思う。建設、金融、医療の分野は公的制度に保護され恵まれた環境であったし、医療は人の命に関与する分野なので前述の二分野とは幾分異なろうが、時代に合った変革が要求されるのも現実であり、新たな社会的環境に向けて【調剤薬局の経営の在り方】が必要であろう。

制度変更に一喜一憂したり落胆する事なく、【どんな制度下にあっても介在するのは人であり、発想の転換と工夫心!!】を持って臨み、短期-中期-長期毎に課題を抽出し、一つ一つ対応する解決策を具体的に細かく検討し正面から取り組めば必ず解決し、今まで以上の【質の向上】に繋がってゆくと思います。

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外資製薬メーカーを退職後年金生活をしながら友人の医院や調剤薬局の経営相談を受けている。 大学では細胞を通して生命科学を見つめてきた。 時間を見つけて国内外の山に行っています。

ぺリチェ村(4240M)のテンバから夕日に映えるエヴェレスト(ネパール)

企業理念

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 今年、来年と新卒薬剤師が登場しないことから、薬剤師確保に苦労されている調剤薬局が多いのではないでしょうか?「うちは給与がそんなに出せないから」「有名ではないから」などと尻込みしている経営者の声を聞くことがあります。企業規模の大きさや給与などを重視する学生諸君もいることはいますが、多くは『企業の魅力』で選んでいるのです。企業の魅力とは何でしょう?一言で表現すれば特徴ある企業、他に置き換えられない特色のある企業です。  
 「この薬局なら薬剤師として成長できる」「患者さんに奉仕できる喜びを感じる」―と思って頂ける企業です。そのためには企業理念で「どのような存在を目指す企業なのか」を明確にしておく必要があります。「企業理念ならうちにもある」という経営者は多いと思いますが、単なるスローガンにとどまっている例が多いように思います。企業理念を達成するために、経営者から一般社員まで理解し、日々の業務につながっていなければお題目にすぎません。企業理念、すなわち価値観が一致する人材は必ず見つかるはずです。


医薬ジャーナリスト 藤田道男(ふじた みちお)

医薬ジャーナリスト、保険薬局マーケティング研究会幹事

中央大学法学部卒。㈱じほう編集局入社後、取材記者として薬剤師職能、薬局経営、ドラッグストア、行政、病院薬局、製薬企業などを担当。
「薬業時報」「ファーマウィーク」「ドラッグストアトゥディ」「日刊薬業」などの編集長を歴任。08年に退職。
薬局向け研修会の主宰のほか、各種媒体の執筆、講演等を行う。

"何何さーん"と看護婦さんが呼ぶと、70過ぎの腰の曲がった女性が"1時間10分待ったのよ。年取ってるので、待つだけでとてもしんどいのよ"看護婦さんが"今日はとても混んでてごめんなさいね"との会話でした。高齢者の待ち時間短縮は何とかできないのでしょうか?例えば、何時から何時まで高齢者だけというように時間帯を設けたら、少しは短縮されると思うのですがどうでしょうか。一方、病院側からは患者を診る点からすると非効率となるでしょうが...。でも、高齢者が長時間座って待っている姿はとても気の毒です。
 2010年度診療報酬の改定内容が10年ぶりに引き上げられました。医科1.74%、歯科2.09%、調剤0.52%の引き上げで、従来の配分比率1:1:0.4という枠組みが崩され、今回は1:1.2:0.35になりました。配分比率の変更は、政権交代の影響が現れたと言えるでしょう。調剤については、原資が300億円ということもあり、改定項目は小幅にとどまりました。
  しかし、薬局・薬剤師にとって注目すべき内容が盛り込まれました。後発品の変更時に、規格違い、剤形の違いも認められることになったことです。規格や剤形が違う後発品に変更する判断には、薬剤師の裁量にかかわる問題です。従来は、「変更不可」と記載されていない限り、変更を認めるという医師の了解もとでの変更でした。しかし、次回からは「錠剤」(口腔内崩壊錠)→錠剤(普通錠)、「10mg1錠」→「5mg2錠」というケースが出てきます。ある意味、処方権にもかかわる内容です。これまでも色、匂い、使用感の違いなどで患者さんからのクレームがありましたが、次回からは明らかに違う医薬品として認識される可能性が出てきます。患者さんに納得して頂ける説明ができるかどうか、規格違いでは患者負担にも差が出る可能性もあります。08年改定時にも「後発品使用促進のキーマンは薬剤師」と指摘されましたが、次回改定では、さらに「薬剤師の力量を問う」行政の意図が明確になりました。薬剤師にとっては、存在理由が問われる最後のチャンスでもあります。


医薬ジャーナリスト 藤田道男(ふじた みちお)

医薬ジャーナリスト、保険薬局マーケティング研究会幹事

中央大学法学部卒。㈱じほう編集局入社後、取材記者として薬剤師職能、薬局経営、ドラッグストア、行政、病院薬局、製薬企業などを担当。
「薬業時報」「ファーマウィーク」「ドラッグストアトゥディ」「日刊薬業」などの編集長を歴任。08年に退職。
薬局向け研修会の主宰のほか、各種媒体の執筆、講演等を行う。


先日掲載の【医療人と薬剤師】の記事、全く同感です。
薬局経営の方や薬剤師さんには少々耳障りかも知れませんが、関連する事を少々ご紹介を致します。
娘は大病院の内科医として勤務していますが、年末の29日朝から正月2日の朝まで連続四日間病院から一歩も出れない状態での勤務で、この間一日2~3時間位の仮眠しか取れず、食事などの時間も割くのがやっとだったとか。こんな激務は年中ではないが、月に4~5回の当直、更には当直時の急患が多く一睡も出来ない当直明けでも、通常の外来診察や病棟管理の勤務は夕方までです。通常は勿論年末年始も薬剤師さんや看護師さんは交替勤務で、幾分の給料の違いを考えても薬剤師さんの方が遥かに恵まれて居ると言っていますし、調剤薬局勤務も似たような物でしょう。
薬剤師さんや看護師さんは歴史的な変遷を経て社会的な評価も高くなっているのですから、経済的な側面にのみ振り回されるんじゃなく、医療に携わる人に絶対的に必要な社会的使命感を十分認識され、そして遠い将来【自分の人生は薬剤を通して医療に携わった人として立派に生きた】との【後悔しない格調ある確信】を実感する為にも、今から奉仕的な心を徐々にでも醸成され勤務されては如何でしょうか?

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医療人は奉仕の心が必要でしょう

外資製薬メーカーを退職し年金生活。
学生時代からの山登りで健康管理。

カラパタールピーク(5545M)でシェルパのミンマさんとコンデ・リを背に(ネパール)


医療人と薬剤師

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 新型インフルエンザの流行で医療機関には患者が溢れる状況が続きました。都内のある地域の基幹病院も患者が殺到していましたが、院外処方せんを受ける門前薬局は閉局時間になると店舗を閉めてしまうため、当初はやむを得ず院内投薬で対応していました。病院側が「せめて患者がいる間は薬局を開けておいて欲しい」と要望したところ、会社で検討すると持ち帰り、後日「1時間だけ延長」の旨を回答してきたといいます。病院側は「患者が待っているのに、時間で割り切る薬局の対応は納得できない」と激怒したそうです。この話は厚労省にも伝わり、官僚の間で医薬分業の是非論まで飛び出す騒ぎになったとか。

 同じような話は他の地域でもありそうです。薬局からすれば、薬剤師の手当てなど簡単に引き受けられない事情もあるでしょう。しかし、目の前に患者がいる状況で閉局してしまう感覚は医療人としていかがか、との疑問が生じます。薬剤師の医療人としての認知度がイマイチなのはこんなところにあるのかも知れません。

藤田道男(ふじた みちお)

医薬ジャーナリスト、保険薬局マーケティング研究会幹事

中央大学法学部卒。㈱じほう編集局入社後、取材記者として薬剤師職能、薬局経営、ドラッグストア、行政、病院薬局、製薬企業などを担当。
「薬業時報」「ファーマウィーク」「ドラッグストアトゥディ」「日刊薬業」などの編集長を歴任。08年に退職。
薬局向け研修会の主宰のほか、各種媒体の執筆、講演等を行う。

私たち夫婦は年1回人間ドックを受けています。費用は二人合わせて約11万円です。健康のためとほかの出費を削ってでも検診を受けています。やはり、負担は大きいです。そこで、お願いになるのですが、税金から費用として控除してもらえるようになると少しでも助かります。因みに、税務上の医療費控除は10万円を超えた部分について控除されますが、人間ドックの費用は認められません。私の案では、人間ドック年1回の範囲で最大一人5万円まで医療費として控除していただければなーと思っていますが、どうでしょうか。
薬剤師さん!平易で解り易く患者さんに話してますか?
笑い話の様ですが、日常ちょこちょこ聞く話なのでご紹介しておきます。
患者さんが【座薬】を【正座して飲む薬】と思い座って飲んだとか、【外用薬】は【外出時に用いる薬】と思って外に出る時にのみ使ったとか、【食間】とは【食事と食事の間】の意味と【食事中】の意味も有るんですから受け取り方も夫々です。
薬学を学んだ人が幾ら専門用語を正しく使ったとしても、患者さんの正しい理解がなければ目的を果たしたとは言えないでしょう。
座薬なら【このロケットの様な薬はお尻から入れて、暫くトイレには行かないようにね】とか、外用薬なら【1日2~3回痒い処に薄く広く塗るんよ、厚く塗らんでも良いよ】と言えば済むし、吸入薬なら【吸い口を咥え息を吸う時にピュッと此処を押すんよ、息を出す時に押したら薬が入らんからね】とか、花粉症治療の吸入薬なら、【鼻を良くかんだ後に使うんよ】と、平易な日常言葉を使う事です。【目線を下げて話しなさい】とは良く言われる事で、正しく伝える為に平易に話す工夫は、昨今【服薬指導】が言われる中で重要と思われ、十分咀嚼した上で平易な言葉に置き換えて説明なさることをお勧めします。


外資製薬メーカーに勤務して今は退職し年金生活。
専門は農学系で生命の活性に関する研究にタッチし、薬学で言うバイオアベラビリティーにも関連する事です。
高齢者になると、年々医薬費の負担が増加しています。患者にとって、ジェネリック医薬品は廉価なので大歓迎です。ジェネリックでない薬とジェネリックの薬の両方があった場合、薬剤師はどちらを患者に処方してくれるのでしょうか。やはり、その点がどうなっているのか知りたいです。なんらかの事情で使い分けてするとなれば、やっぱり、ジェネリックでない薬を処方するように思います。また、市役所からは「ジェネリック医薬品を希望します」と書かれた希望カードも発行されているということはここでも選択が働きそうです。この点について、制度ではっきりすべきではないでしょうか。一方、薬局の取り分に影響してくるとなると、なかなかジェネリックに切り替えるのは難しいでしょう。どちらの薬も取り分が同じにならないと難しいのでは。いずれにせよ、患者の観点からは効果が同じであれば薬の負担が少ないジェネリックにして欲しいと思うのが自然でしょう。

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藤田道男

医薬ジャーナリスト、保険薬局マーケティング研究会幹事

中央大学法学部卒。㈱じほう編集局入社後、取材記者として薬剤師職能、薬局経営、ドラッグストア、行政、病院薬局、製薬企業などを担当。
「薬業時報」「ファーマウィーク」「ドラッグストアトゥディ」「日刊薬業」などの編集長を歴任。08年に退職。
薬局向け研修会の主宰のほか、各種媒体の執筆、講演等を行う。

  

山おじさん

外資製薬メーカーを退職し年金生活。友人の医院や調剤薬局の経営相談を時折しています。
専門は農学系の生命科学分野。生命の活性に関する研究にタッチし、薬学で言うバイオアベラビリティーにも関連する分野です。
学生時代から続けてきた山が趣味で、今も日本や海外の山を年に数回こなしています。

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