薬局経営の最近のブログ記事

診療報酬改定で、4月から調剤薬局で処方する後発薬の使用量を増やせば調剤報酬を多く加算できるように制度が改められる。
又、医師が患者に後発薬を使うかどうかを聞く事なども努力義務に加えられる。

制度の違いは有るが国内の後発薬のシェアーは2009年9月時点で約20%で、欧米の50~70%と比較すると、普及は遅れていると見るのが妥当であろう。新聞報道によるとメーカーの後発薬への参入が急速に進行しつつある。特定の薬剤では最終成分は一緒でも製造過程の違いや他の理由から幾分薬効に差が有るのも事実だが、プラセボでも見られる効果を考慮すれば、むきになる問題でも無さそうである。

更には同じ薬効の場合患者の希望は70~80%が後発薬を希望するとの報告もあり、将来の財政的課題も考えれば後発薬の普及に向けての制度変更は止むを得ないと思う。建設、金融、医療の分野は公的制度に保護され恵まれた環境であったし、医療は人の命に関与する分野なので前述の二分野とは幾分異なろうが、時代に合った変革が要求されるのも現実であり、新たな社会的環境に向けて【調剤薬局の経営の在り方】が必要であろう。

制度変更に一喜一憂したり落胆する事なく、【どんな制度下にあっても介在するのは人であり、発想の転換と工夫心!!】を持って臨み、短期-中期-長期毎に課題を抽出し、一つ一つ対応する解決策を具体的に細かく検討し正面から取り組めば必ず解決し、今まで以上の【質の向上】に繋がってゆくと思います。

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外資製薬メーカーを退職後年金生活をしながら友人の医院や調剤薬局の経営相談を受けている。 大学では細胞を通して生命科学を見つめてきた。 時間を見つけて国内外の山に行っています。

ぺリチェ村(4240M)のテンバから夕日に映えるエヴェレスト(ネパール)

企業理念

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 今年、来年と新卒薬剤師が登場しないことから、薬剤師確保に苦労されている調剤薬局が多いのではないでしょうか?「うちは給与がそんなに出せないから」「有名ではないから」などと尻込みしている経営者の声を聞くことがあります。企業規模の大きさや給与などを重視する学生諸君もいることはいますが、多くは『企業の魅力』で選んでいるのです。企業の魅力とは何でしょう?一言で表現すれば特徴ある企業、他に置き換えられない特色のある企業です。  
 「この薬局なら薬剤師として成長できる」「患者さんに奉仕できる喜びを感じる」―と思って頂ける企業です。そのためには企業理念で「どのような存在を目指す企業なのか」を明確にしておく必要があります。「企業理念ならうちにもある」という経営者は多いと思いますが、単なるスローガンにとどまっている例が多いように思います。企業理念を達成するために、経営者から一般社員まで理解し、日々の業務につながっていなければお題目にすぎません。企業理念、すなわち価値観が一致する人材は必ず見つかるはずです。


医薬ジャーナリスト 藤田道男(ふじた みちお)

医薬ジャーナリスト、保険薬局マーケティング研究会幹事

中央大学法学部卒。㈱じほう編集局入社後、取材記者として薬剤師職能、薬局経営、ドラッグストア、行政、病院薬局、製薬企業などを担当。
「薬業時報」「ファーマウィーク」「ドラッグストアトゥディ」「日刊薬業」などの編集長を歴任。08年に退職。
薬局向け研修会の主宰のほか、各種媒体の執筆、講演等を行う。

薬局も今回の改訂では少し潤うとの事、少々明るい材料です。ゼネリックが推奨され品目数も多くなり在庫管理は大変かと思います。中でも滅多に出ない薬剤の品揃えや開封した品目の管理にはご苦労があるでしょう。友人の薬局の経営相談の折に最初に気が付いた点は在庫問題でした。日赤病院と近隣開業医数軒の処方と言う立地で、回転する品目なら仕入れに特段の気を使う必要はないが、滅多に出ない品目だとか、期限が短い品目など開封すれば返品不可...不動在庫...期限切れ...廃棄と言う悪循環です。公的制度で成り立つ世界の経営は【入り】が決ってるので【出る】や【無駄】を極力排除するしかないのですから、近隣の薬局との連携や会営薬局からの小分け仕入れを取り入れ、また不動品は必要とする薬局へ引き取って貰うなどして、一年間掛けて理想的な在庫管理体制の構築に成功しました。この解決方法は立地条件なども絡んでくるのでどこでも実施可能とは思いませんが、当該薬局は開局して年数も浅く不慣れだった点も有り、一年で薬価換算にして●百万位の無駄を省けました。

外資の製薬メーカーに勤務後退職し年金生活。
友人の医院や調剤薬局の経営相談を時折しています。
山が趣味、時間を作ってフラフラ歩いています。

お年寄りの薬

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最近「今まで遠くの病院に通院していたが、通院が大変だから近所の診療所に変えた。」というお年寄りの患者さんが、何人かいます。


今回来た患者さんは、耳が遠く理解力が弱い86歳のおばあちゃんです。薬はもう何年も服用しているから飲み方はわかるとおっしゃっていましたが、心配なので自宅に行って服用している薬を借りて来ました。


薬の種類は10種類で余っている薬は43日分から3日分まで錠数はまちまちでした。
一包化はしてありましたが、全てではなく一部だけ一包化されていました。
メーカーの変わる薬もあり剤型が楕円から円型に変わる薬もありました。

医師に伝えすべてが28日分になるように日数を調整してもらい、今まで服用していた分包紙と新しい分包紙に同じ色のマジックで印をつけて、患者さんに同じ薬という事を理解してもらう事ができました。


昼休みがなくなりましたが、心配事が増えなく、お婆ちゃんの笑顔を見ることができてよかったです。
近所のかかりつけの薬局の力が発揮できました。

ハピナス
独立して患者さんに感謝される薬局になれるように頑張っています。

私は糖尿病の薬をもらいに毎月1回病院に通っています。受付が終わると、いつも診察室の前で1時間程待たされます。

 「Aさ~ん」
やっと呼ばれたみたいです。

 「中に入ってお待ちくださ~い」
さらに10~20分待たされます。

 「Aさんどうぞ」
やっと先生のところまで来ました。

「体調はどうですか?いつもの薬を出しておきますね」
診察時間は5~6分。

さらに会計を済ませるのに20~30分。

今度は、処方箋を受け取り外の薬局へ。
薬をもらうのに30~40分。

待ち時間は、トータル2時間30分!
自分の時給に換算すると12,937円!
薬がほしいだけなのに・・・。

ジェネリックうんぬんより、こっちの出費の方がずっと痛いと思うのは私だけでしょうか。

DX_0312a_007.jpg明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、今年は調剤薬局にとってどのような1年になるのでしょうか。

頂く年賀状やお問い合わせの内容は、例年に比べ少し悲観的な内容が増えているように感じます。確かに年々厳しくなっている薬局業界ですが、先が見えないことも、不安を助長しているようです。

例えば、今度の調剤報酬改定も蓋を開けてみないとどうなるかわかりません。「そう大きくは変わらないだろう」との意見が多数ですが、今までと違い、少しの改定が経営に大きく影響することを経営者の方は心配されています。

また、少し前までは民族大移動のようにぐるぐると転職を繰り返していた薬剤師が定住を始め、企業間で薬剤師の偏りが見られます。薬剤師の採用も6年制が出てきたらどうなるのか、誰に聞いてもはっきりした答えは出てきません。

さらに分業率は頭打ちになり、出店余地は限られてきています。国内に新たなニーズを創り出すか、手を組んで効率を追求するか、はたまた新天地を求め海外に飛び出すか。

保険制度の上に成り立っている薬局は、他の業種に比べ、経営手腕もさることながら行政の影響が大きく、不確定要素が多い業種です。そのため、安定している反面、予測は困難であり、開局すればドル箱の時代が終焉した今、「確かな経営戦略」が意味を成してきているようです。

最後に、今年一年を一言で占うと「視界不良」でしょうか。さて、今年は調剤薬局にとってどのような1年になるのでしょうか。皆様におかれましては、素晴らしい一年になりますようお祈り申し上げます。


新村理恵子
アテックに所属する薬剤師です。日々、薬局のM&Aに取り組んでおり、他業種もさることながら薬局の経営者との接点も多く、肌で感じた業界の動向をお送りしています。

医薬分業が開始されてから数十年が経ち、薬局経営者の高齢化は確実に進んでいます。この様な現状に対する認識が高まっているためなのか、万が一を考え予め弊社にご相談いただくケースが増加しております。

 背景には、「子供が薬局を継いでくれない」という問題があるようです。この傾向は、特にいわゆるパパママ薬局に顕著で、子供達は医師や上場企業に勤務していることが多く、たとえ薬剤師になっていてもメーカーに勤務するなど、薬局を継ごうとは全く考えていないようです。

 

では万が一、薬局経営者である父親が亡くなるとどうなるのでしょうか。

 当然、法律上では、父親の相続人が薬局を相続することになります。問題は、不動産などと違い、薬局は一旦運営が止まると無価値同然になってしまうことです。

 つまり、相続人に薬局を運営する時間やノウハウが無い場合は、その薬局は無価値になる可能性が高く、同時に、患者や医療機関、問屋など関係者への迷惑も懸念されます。

新村 記

金融動向

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弊社には、毎日帝国ニュースが届きますが、どこも資金繰りに喘いでいる状況です。先日の日経に、保証協会が全額を補償する緊急保証制度に、中小企業が駆け込んでいると出ていました。当然、調剤薬局に対しても、融資は厳しくなっています。

今までのような借入は期待できませんので、資金繰り計画は、綿密に立てておかなければいけません。その結果、資金がショートするようであれば、対策が必要になります。何事も、先手先手が大切で、現実逃避は、万事休すを招きます。

ここ最近、返済についての相談をよく受けます。相談に来られた勇気に精一杯応えたいと、努める日々です。

鈴木 記
日経新聞001.jpg
日経新聞

ジェネリック

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値段が安く患者に優しい薬として、CM効果も手伝いジェネリックは広がりをみせています。しかし、その裏に大きな薬価差益が潜んでいることもまた事実です。そのため一部の医療機関では、積極的に院内で採用しているようです。

ここまでの話しでは調剤薬局でも薬価差益の恩恵を受けているかのように思えますが、経営者の話を聞くと患者が選択肢を持ったことで医薬品在庫は増加の一途を辿り、それに合わせてロスも増え経営を圧迫する一因になっているようです。薬局経営は外部要因による処が多く、自助努力が及びにくい業種と言われています。では手を拱いて環境が良くなるのを待っていればよいのでしょうか。

攻めから守りへ、今、世界中でディフェンスの努力がなされています。可能な範囲での在庫管理をはじめ、薬剤師の効率的配置、店舗の選択と集中などで手元のキャッシュポジションを厚くすることは、自助努力が及びにくい薬局経営においても生き残りを賭けた重要戦略の一つではないでしょうか。
新村 記


引くに引けない薬局経営

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○○工場閉鎖、○○事業から撤退・・・リーマン破錠に始まった世界同時不況で、経営計画の見直しが毎日のように報道されています。しかし、調剤薬局の場合、患者や医療機関を考えるとたとえ利益がほとんど出ない状況でも簡単に閉めることはできません。一度始めた薬局はその性質上、走り続けることを余儀なくされているようです。

開局すれば成功した十数年前、今日の状況を誰が想像していたでしょうか。たとえ薬局の閉鎖まで漕ぎ着けたとしても、残ったリース物件はどうするのか?医薬品在庫は?スケルトンに戻す費用は?・・・山積するであろう問題が経営者をさらに躊躇させているようです。

その結果、とりあえず開けておこうの「とりあえず経営」を行う経営者がほとんどのようです。

しかし、利益も出なければやる気も出ない、給料の安い薬剤師で回す・・・「とりあえず経営」は、会社を蝕んでいきます。薬剤師の給料が高騰し、経営環境が悪化している現在、月間1000枚以下の不採算(に近い)店舗の重みは徐々に増してきているようです。引くに引けない店舗にとって
薬剤師への譲渡は、渡りに船なのかもしれません。
新村 記


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コラムニスト紹介

  

藤田道男

医薬ジャーナリスト、保険薬局マーケティング研究会幹事

中央大学法学部卒。㈱じほう編集局入社後、取材記者として薬剤師職能、薬局経営、ドラッグストア、行政、病院薬局、製薬企業などを担当。
「薬業時報」「ファーマウィーク」「ドラッグストアトゥディ」「日刊薬業」などの編集長を歴任。08年に退職。
薬局向け研修会の主宰のほか、各種媒体の執筆、講演等を行う。

  

山おじさん

外資製薬メーカーを退職し年金生活。友人の医院や調剤薬局の経営相談を時折しています。
専門は農学系の生命科学分野。生命の活性に関する研究にタッチし、薬学で言うバイオアベラビリティーにも関連する分野です。
学生時代から続けてきた山が趣味で、今も日本や海外の山を年に数回こなしています。

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  • こんにちは、新村です。
  • 薬剤師の視点を取り入れ、M&Aを成功に導きます。薬局の細かな点もご相談下さい。

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  • 2009年11月号で取材を受けました。

  • 弊社仲介に対するお礼をいただきました。

  • 薬局を譲渡された社長様からお花をいただきました。