薬局経営: 2010年1月アーカイブ

お年寄りの薬

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最近「今まで遠くの病院に通院していたが、通院が大変だから近所の診療所に変えた。」というお年寄りの患者さんが、何人かいます。

今回来た患者さんは、耳が遠く理解力が弱い86歳のおばあちゃんです。薬はもう何年も服用しているから飲み方はわかるとおっしゃっていましたが、心配なので自宅に行って服用している薬を借りて来ました。

薬の種類は10種類で余っている薬は43日分から3日分まで錠数はまちまちでした。一包化はしてありましたが、全てではなく一部だけ一包化されていました。メーカーの変わる薬もあり剤型が楕円から円型に変わる薬もありました。

医師に伝えすべてが28日分になるように日数を調整してもらい、今まで服用していた分包紙と新しい分包紙に同じ色のマジックで印をつけて、患者さんに同じ薬という事を理解してもらう事ができました。

昼休みがなくなりましたが、心配事が増えなく、お婆ちゃんの笑顔を見ることができてよかったです。近所のかかりつけの薬局の力が発揮できました。

ハピナス
独立して患者さんに感謝される薬局になれるように頑張っています。
私は糖尿病の薬をもらいに毎月1回病院に通っています。受付が終わると、いつも診察室の前で1時間程待たされます。

「Aさ~ん」
やっと呼ばれたみたいです。

「中に入ってお待ちくださ~い」
さらに10~20分待たされます。

「Aさんどうぞ」
やっと先生のところまで来ました。

「体調はどうですか?いつもの薬を出しておきますね」
診察時間は5~6分。

さらに会計を済ませるのに20~30分。

今度は、処方箋を受け取り外の薬局へ。
薬をもらうのに30~40分。

待ち時間は、トータル2時間30分!
自分の時給に換算すると12,937円!
薬がほしいだけなのに・・・。

ジェネリックうんぬんより、こっちの出費の方がずっと痛いと思うのは私だけでしょうか。
DX_0312a_007.jpg 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、今年は調剤薬局にとってどのような1年になるのでしょうか。

頂く年賀状やお問い合わせの内容は、例年に比べ少し悲観的な内容が増えているように感じます。確かに年々厳しくなっている薬局業界ですが、先が見えないことも、不安を助長しているようです。

例えば、今度の調剤報酬改定も蓋を開けてみないとどうなるかわかりません。「そう大きくは変わらないだろう」との意見が多数ですが、今までと違い、少しの改定が経営に大きく影響することを経営者の方は心配されています。

また、少し前までは民族大移動のようにぐるぐると転職を繰り返していた薬剤師が定住を始め、企業間で薬剤師の偏りが見られます。薬剤師の採用も6年制が出てきたらどうなるのか、誰に聞いてもはっきりした答えは出てきません。

さらに分業率は頭打ちになり、出店余地は限られてきています。国内に新たなニーズを創り出すか、手を組んで効率を追求するか、はたまた新天地を求め海外に飛び出すか。

保険制度の上に成り立っている薬局は、他の業種に比べ、経営手腕もさることながら行政の影響が大きく、不確定要素が多い業種です。そのため、安定している反面、予測は困難であり、開局すればドル箱の時代が終焉した今、「確かな経営戦略」が意味を成してきているようです。

最後に、今年一年を一言で占うと「視界不良」でしょうか。さて、今年は調剤薬局にとってどのような1年になるのでしょうか。皆様におかれましては、素晴らしい一年になりますようお祈り申し上げます。

新村理恵子
アテックに所属する薬剤師です。日々、薬局のM&Aに取り組んでおり、他業種もさることながら薬局の経営者との接点も多く、肌で感じた業界の動向をお送りしています。

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