21世紀の薬局を元気にする!アテックブログでタグ「保険制度」が付けられているもの

2010問題が話題になっています。2010年は多くの薬剤の特許が切れてぞろぞろとゼネリック品が出るだろうし、折しも厚労省はゼネリック品の普及の為に新制度を打ち出してきている。となれば開発力の有った(る)メーカーも新薬開発に必要な資金力が急激に減じて、拡大再生産のサイクルも崩れて新薬開発は難しくなると懸念されているのである。

アンケート調査では、医療機関や医師の相当数がゼネリック品に対して【品質と安定供給が心配だ】と、ゼネリック品の普及に消極的であるが、国保予算を心配する自治体の一部には予算をつけてゼネリック品推進に勤めている処もあり、現状の経済状況や保険制度を見るとゼネリック品の普及は急速に進んでくるであろう。

この様な背景下では、欧米の大メーカーの蓄積された基礎研究成果と資金力は膨大な物だし、世界規模での販路も構築されている事から然したる影響は受けないだろうが、国内メーカーの多くは大変な時代を迎え、ぴっかぴかの新薬の創出には相当影響を及ぼすであろうし、医療問題を取り巻く環境は混迷の限りである。

報道に寄るとアメリカの保険制度が少し前進した様ですね。他国の制度と比較すると、未整備な部分や各種の問題をまだまだ含んで居るとは言え、支え合いを機軸とする我国の国民皆保険制度は評価すべきなのでしょう。

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山おじさん
外資製薬メーカーを退職し年金生活。農学部系で生命科学を専攻し命の現象を見つめてきた。学生時代の延長線で、今も国内外の山を楽しんでいる。

KIBO SOUTH CIRCUITからのキリマンジャロ遠景 (タンザニア

日本の保険制度、これで良いの?

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今回の制度変更で混合診療が可能となり改善されたのは喜ばしい事である。しかし、保険制度はドラッグ・ラグに見られるようにまだまだ多くの問題点を秘めていると思う。

医療問題や薬価制度は厚労省管轄下にあり、薬剤を供給する製薬会社はある種の自由経済行為である。外国で発売された物が日本で発売される迄には平均4.7年程度遅れるのが現実だし、又、製薬メーカーは開発費が膨大になる為に患者数が少ない領域の場合、薬価が果たして幾らに付くのか、又、薬価切り下げを視野に入れると採算が不安視され開発行為に着手出来ないのである。

アメリカでは症例数が少ない疾患の薬価は基本的には下げないから供給者としての社会的責任を果たせるのである。ドラッグ・ラグは色々な理由があるとは言え、本来保険制度は【共済の思想】だから、本質的な見直しが必要じゃないか?とも思う。

ニューマン・ビッグ病C型やクリオピリン関連の周期性発熱症候群(CAPS)等の子供さんや家族はどう取り組めば良いのか?個人輸入での医療行為は、薬剤費用だけで年間数百万円も掛り普通の人には手の届かない処にある。この当たりにも日本の保険制度の弱点を見るのである。

皆さんこの様な問題をどう考えられますか?

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山おじさん
外資製薬メーカーを退職し年金生活。学生時代は生命の最小単位の細胞の生理生態を通して生き物の生物活性を見つめてきた。今だ学生時代の延長線で山登りを続け国内外を歩いている。

カラパタールピークから雪煙の舞うエヴェレストを臨んだものです。(ネパール)

調剤薬局業界の2010年を占う

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DX_0312a_007.jpg 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、今年は調剤薬局にとってどのような1年になるのでしょうか。

頂く年賀状やお問い合わせの内容は、例年に比べ少し悲観的な内容が増えているように感じます。確かに年々厳しくなっている薬局業界ですが、先が見えないことも、不安を助長しているようです。

例えば、今度の調剤報酬改定も蓋を開けてみないとどうなるかわかりません。「そう大きくは変わらないだろう」との意見が多数ですが、今までと違い、少しの改定が経営に大きく影響することを経営者の方は心配されています。

また、少し前までは民族大移動のようにぐるぐると転職を繰り返していた薬剤師が定住を始め、企業間で薬剤師の偏りが見られます。薬剤師の採用も6年制が出てきたらどうなるのか、誰に聞いてもはっきりした答えは出てきません。

さらに分業率は頭打ちになり、出店余地は限られてきています。国内に新たなニーズを創り出すか、手を組んで効率を追求するか、はたまた新天地を求め海外に飛び出すか。

保険制度の上に成り立っている薬局は、他の業種に比べ、経営手腕もさることながら行政の影響が大きく、不確定要素が多い業種です。そのため、安定している反面、予測は困難であり、開局すればドル箱の時代が終焉した今、「確かな経営戦略」が意味を成してきているようです。

最後に、今年一年を一言で占うと「視界不良」でしょうか。さて、今年は調剤薬局にとってどのような1年になるのでしょうか。皆様におかれましては、素晴らしい一年になりますようお祈り申し上げます。

新村理恵子
アテックに所属する薬剤師です。日々、薬局のM&Aに取り組んでおり、他業種もさることながら薬局の経営者との接点も多く、肌で感じた業界の動向をお送りしています。

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